<h1>AHC便り◆遺伝子もまちがえる | うつ病日記</h1>

AHC便り◆遺伝子もまちがえる | うつ病日記

AHC便り◆遺伝子もまちがえる | 困惑しながらうつ病と闘っています。現在うつ病の方にもお役にたてればいいかな。更年期と欝はちょっと違います。

AHC便り◆遺伝子もまちがえる

私たちは、生きている間にさまざまなまちがいを
 おかします。
 まちがいに気づいたら、修正すればいいのです。
 細胞の中でも、同じようなことが起こっています。

 

 細胞が分裂するときには、核の中にあるDNAを複製し、
 分裂したどちらの細胞にも同じ遺伝情報を伝える
 必要があります。
 しかしこの伝言ゲームで、まちがいが起こるのです。

 

 ヒト細胞のDNA複製は、約30億もの塩基対をコピー
 していく作業です。
 実験上では、1回の複製作業に2〜3のコピーミスが
 起きるといわれます。
 30億の中で2〜3個ならいいじゃないか、と思うかも
 しれませんが、ミスはすなわちDNAの変異。
 あちこちの遺伝子領域に変異が積み重なったら、
 大変なことになります。

 

 そこで細胞核の中には、DNAのコピーミスを
 監視するシステムがあります。
 ミスを発見すると複製をストップし、
 遺伝子領域のどこにミスが起きたかによって、
 即座に修正すべきか、笑っていればすむ(?)
 ぐらいかを判断します。

 

 修正の指令が出ると、「DNA修復酵素群」という
 チームが乗り出します。
 ミスマッチの塩基を切り出す酵素、
 その部分をやり直す酵素、
 直したものを塩基配列につなげる酵素など、
 目を見張る作業が行なわれるのです。

 

 こうして遺伝子が無事に複製されても、
 まだ終わりではありません。
 遺伝子の指令でたんぱくが合成されるまでのプロセスで、
 さまざまなミスが起きる可能性があり、
 それに対処するシステムが存在します。

 

 生きものである私たちは、まちがうことを前提に
 つくられているのです。
 そして、エラーは修正できる。

 

 まちがいが積み重なったことによる、がん化などの
 リスクも存在します。
 それでも、遺伝子のシステムが「ミスを許さない」
 ものになることはありません。
 まちがうことも、必要なのです。

 

 完ぺきなシステムでないからこそ、
 生物にとって有利な変異が起こる余地もある。

 

 さらに、たとえ内部でミスが起こらなくても、
 地球環境に生きている限り紫外線や化学物質など、
 変異を引き起こすものとの遭遇は避けられません。

 

 私たちが今ここにこうしているということは、
 生物がこれらを克服し、適応し、進化してきた
 証そのものなのです。

 

 生物は基本的にエラーをするものであり、
 エラーを起こさせる環境に生きています。
 だからまちがいはかならず起きる。

 

 けれど私たちはまちがいから学ぶことができる。
 まちがったことで、今まで思ってもいなかった
 新しい可能性が開けることもあるのです。

 

以上、アスク・ヒューマンケア メルマガより抜粋

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